デザインの教科書 素材の知識 part3

素材の知識

プロが喜ぶ「ラフ(指示書)」の作り方

ラフは「設計図」であり、「完成予想図」ではありません
「絵が下手だから、デザイナーにどう伝えていいか分からない」
そう思って、すべてをデザイナーに「丸投げ」していませんか?
実は、プロが最も喜ぶのは「綺麗なラフ」ではなく、「情報の優先順位が明確なラフ」です。 手書きのメモやWordの箇条書きで構いません。あなたが「何を・誰に・どの順番で」伝えたいのかという意思表示があるだけで、デザインの成功率は120%に跳ね上がります。

デザイナーが喜ぶ「3つの必須要素」

白紙にいきなり書き始める前に、端っこにこの3つをメモしてください。

ターゲット(誰に?)
「30代の働くお母さん」「地元の工務店の社長」など。

目的(何をさせたい?)
「予約の電話をさせたい」「Webサイトへ誘導したい」。

一番の売り(ベネフィット)
ベネフィットの法則で決めた、最大の魅力。

実践!「パズル式」ラフの作り方

絵を描こうとせず、四角いボックスを並べるイメージで進めてください。

Step 1 大きな四角を描く(メイン)
「ここに一番いい写真と、キャッチコピー!」と書くだけで、優先順位のレベルが確定します。

Step 2 情報の「島」を作る
「ここはお客様の声」「ここはメニュー表」と、情報の塊をつくりグループ分けします。

Step 3 出口を囲む
「右下に大きく電話番号とQRコード!」と指示します。ここがゴール(出口)だとわかります。

「伝わる指示」のコツ

「『形容詞』ではなく『具体例』で伝えてください」

× 曖昧な指示
「いい感じで」「おしゃれに」「かっこよく」
※人によって「おしゃれ」の定義が、北欧風、和モダン、派手、とバラバラです

○ 伝わる指示
「ブランドコンセプトに近いイメージで」「あの雑誌の表紙のような雰囲気で」「このWebサイトの清潔感が好き」

具体的な「サンプル画像」や「URL」を1つ添えるだけで、デザイナーとあなたのイメージのズレはゼロに近づきます。

ワンポイントアドバイス

修正回数を減らすのが、最大のコストダウン
最初の「ラフ(指示)」が明確であればあるほど、デザインの迷走が減り、修正回数も少なくなります。結果として納期が早まり、追加料金の発生も防ぐことができます。 原稿制作や写真加工の素材が揃った状態でラフをいただければ、私たちは最短距離で「正解」に辿り着くことが可能になります。

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