
未来編
アクセス解析の見方
[ 数字から「お客様の心の声」を聴く ]
数字は、世界で一番正直な「お客様の感想文」
「サイトを作ったけれど、手応えがよく分からない」 デザインの教科書の終盤は、未来を予測するための「数字の読み方」です。
アクセス解析(Googleアナリティクス等)は、難解な統計学ではありません。 「どこから来たのか?」「どのページで帰ったのか?」「何に興味を持ったのか?」 画面の向こう側にいるお客様の行動を可視化し、デザインを改善するためのヒントを拾い上げる作業です。
最初にチェックすべき「3つの重要指標」
多くの数字を見る必要はありません。まずはこの3つだけを追いかけましょう。
ユーザー数 [ 集客 ]
何人がサイトを訪れたか。
心 の 声 : 「あなたの存在はどのくらい知られているか?」
改善のヒント: ここが少なければ、SNS連携やチラシなど、入り口の戦略を見直す必要があります。
平均エンゲージメント時間 [ 滞在 ]
1ページにどのくらい留まったか。
心 の 声 : 「あなたの話(内容)は、面白いか?」
改善のヒント: 時間が極端に短ければ、視覚誘導が機能していないか、文章が退屈である可能性があります。
コンバージョン率 [ 成約率 ]
訪れた人のうち、何%が「出口(予約・購入)」に到達したか。
心 の 声 : 「あなたに頼みたい!と決心したか?」
改善のヒント: ここが低ければ、ベネフィットの訴求が弱いか、CTAボタンが分かりにくい証拠です。
数字から「離脱の原因」を突き止める
「直帰率が高いのは、デザインと期待の『ミスマッチ』です」
ページを開いてすぐに帰ってしまう(直帰)原因は、大きく分けて2つ考えられます。
デザインの違和感
SNSで見た「おしゃれな雰囲気」と、着地したWebサイトの「色や文字」がバラバラで、お客様が「間違えた!」と判断した。
スピードの問題
写真が重すぎて、表示に3秒以上かかっている。現代のお客様は3秒待ってくれないとされています。
ユーザー目線の「解析・活用」チェックリスト
スマホユーザーの動きを見ているか
PC画面で解析していませんか? 現代のアクセスの8割はスマホです。スマホで見にくい部分は、そのまま「機会損失」に直結する可能性があります。
「曜日と時間帯」を意識しているか
あなたのターゲットは、いつサイトを見ますか? 深夜の注文が多いなら、深夜にSNSを投稿するのが正解かもしれません。
「成功のルート」を見つけているか
最も読まれているページはどれですか? そのページにある「要素」を、他のページにも応用しましょう。
ワンポイントアドバイス
数字に一喜一憂せず、『変化』を見る
ユーザー数が100人か1,000人かという「絶対数」よりも、先月より増えたか、チラシを配った後にどう動いたかという「変化」を重視してください。 アクセス解析は、あなたとデザイナーが「次はこうしよう!」と相談するための共通言語。Webサイト構築の際には、これらの解析ツールを標準で組み込み、いつでも「心の声」を聴ける状態を整えてください。
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